技術コラム
SDロガー4がV400Xにバージョンアップ
____ SDロガー4 V400X ____
SDロガー4、バージョン V400Xは、つぎの新機能が搭載されます。
SDロガー4、バージョン V400Xは、2020年11月2日にアップデートモジュールを提供開始いたしました。
製品出荷への適応は随時行います。今しばらくお待ちください。
・日付時刻待ち
・長いファイル名のサポート
・ヘキサダンプ機能
・フレーム検出機能
・カードからの時刻設定
・バージョン取得機能
また一部の機能に仕様変更があります。
SDロガー4は、弊社ホームページからアップデートモジュールをダウンロードしていただき、お客様のお手元でアップデートしていただけます。
以下の特長的な機能を説明します。
____ 日付時刻待ち ____
下記は、特定時刻にログファイルを変更する例です。
____ 長いファイル名 ____
長いファイル名が使えるようになります。
スクリプト版でファイル名に日付時刻を選んだ場合は、「YYMMDD-HHNNSS.LOG」形式のファイル名が付けられます。
コマンド版では、120文字までのファイル名が扱えます。
____ ヘキサダンプモード ____
バイナリを含むデータをテキストとして見ても、文字化けが起こり良く分かりません。
従来SDロガー4は受信したデータを透過的に(そのまま)記録しましたので、バイナリーデータを受信した場合、テキストエディターなどで見ても、うまく表示されませんでした。
ロギングするデータを16進数文字に変換する、ヘキサダンプモードが加わりました。
ヘキサダンプモードでは、二桁の16進数文字に変換して記録します。
ヘキサダンプモードでロギングすれば、バイナリーデータでも、テキストとして見ることが出来ます。
____ フレーム検出機能 ____
バイナリーデータのロギングでもSTXとETXで挟まれた手順ならば、ロギングされたデータをあとから見てもフレームの区切りを見つけられます。
しかしModbus RTUのようにフレームの開始や終了に決まったコードが無い手順だと、ロギングされたデータをあとから見てもフレームの区切りを、厳密に判断することが出来ません。
Modbus RTUは一定時間以上データが来ないことでフレームの終了が定義されていますが、ロガーがロギングするデータには時間情報が含まれません。
そのような場合に追加されたフレーム検出機能を用いると、ロガーがフレームの終端を見つけ、終端マークを記録してくれます。
終端マークはヘキサダンプモードのときは改行コードが使われます。したがって1フレームを1行としてみることが出来ます。