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ローコスト小型軽量
シリアル(RS-232C)データロガー
SDロガー5
技術情報
RS-485に対応したSDロガー
SDロガーは、ラインコンバータ(DT-LC-485L)と組み合わせることで、RS-485に対応します。
また、ラインコンバータを用いなくても、インターフェースをRS-485専用に置き換えた、SDロガー5 RS-485版も準備中です。
RS-485に対応したSDロガーは、RS-232Cのときと比べて、少し立ち位置も違ってきます。
RS-485は、複数の機器が接続でき、通信ライン上の送信・受信の区別もありません。
RS-485に対応したSDロガーは、どのように使えるでしょうか?
RS-485の代表的な応用のひとつが、ModbusRTUです。
ここでは、ModbusRTUでの応用も念頭に置いて、RS-485対応SDロガーの使い方を見ていきたいと思います。
■通信モニター的な使い方
RS-485の既設の通信ラインのどこかに、RS-485対応のSDロガーを接続すると、通信モニター的に使うことが出来ます。
このときSDロガーは、1対1の通信であったRS-232Cのときとは違い、通信ライン上に流れるすべての通信データをロギングすることが出来ます。
すべての通信内容をログにとっておき、あとから調べることが出来ます。
詳しくは「RS-485対応ロガーのModbusRTU通信モニターとしての使い方(pdf)」を、ご参照ください。
●バイナリーデータへの対応
SDロガーにはヘキサダンプモードがあります。
通信内容がバイナリーデータである場合には、16進表記に変換してロギングすることが出来ます。
●フレーム検出
ModbusRTUは、フレームの区切りを、一定時間データが途切れることで、検出されます。
SDロガーはこれを検出できる、フレーム検出機能を備えています。
●ファイル変換ソフト
フレーム検出機能を使ってSDロガーでロギングされたModbusRTUのバイナリーデータを、テキストファイルへ変換するパソコンプログラムを、弊社から無償提供しています。
詳しくは「ModbusRTUをモニターしたログを、テキストに変換するソフト(LogConverterModbus)」を、ご参照ください。
■Modbusホストとなってデータを収集する
SDロガーは、スクリプトを用いると送信することが出来ます。
RS-485対応SDロガーでは、スクリプトを用いると、RS-485通信ラインの簡易的なホストとなることもできます。
例えばModbusRTUのホストとなって、ModbusRTUのスレーブとなる装置から、データを収集することが出来ます。
詳しくは技術情報の「SDロガーでModbusからデータを読み出す」も、ご参照ください。
また、「SDロガーでのModbusデータ読み出しに関するFAQ」も、ご参照ください。
●ModbusRTU支援ソフト
弊社では、SDロガーがModbusRTUのホストとなることを支援するパソコンプログラムを、無償提供しています。
支援ソフトでは、スクリプトの自動生成や、それによって得られたログファイルの、CSVファイルへ変換が行なえます。
詳しくは「Modbusからのデータ取得を支援するソフト(LogFriendForModbusRTU)」を、ご参照ください。